掘らずにマンホールを蘇らせる
独自の技術
既設マンホールの形状に合わせて加工し、熱硬化性樹脂を含浸させたSGICP-Mライニング材をマンホールに挿入、空気圧で拡径させ、温水を循環し硬化させる技術です。
耐薬品性は、下水道強化プラスチック複合管の規格に適合しています。
高い耐久性は、短期曲げ弾性率:2450MPa、長期曲げ弾性率:2000MPaで、50年後の推定値として証明されています。
足掛け金具(SGICPステップ)の耐荷能力は、引き抜き強度4900N/箇所、耐荷重2450N/箇所です。
必要な箇所のライニング材を厚くする独自のリブ構造によって、強度を確保。マンホール内への侵入水を完全に防ぐことができ、維持管理・補修費が削減できます。また、SGICPマンホール用ライニング材と施工機材は、SGICPおよびSGICP-G工法と共通したものをお使いいただけます。高価で大掛かりな施工機材は必要ありません。
これらの特徴により、優れたコストパフォーマンスを発揮するのです。
施工時間は、深さ2mまでなら4時間、2m以上でも8時間以内と、従来の工法に比べて非常にスピーディな施工を実現。工期の短縮や周辺環境への騒音問題を最小限に抑えることができます。また、CIPP(現場硬化)の非開削工法のため、新たに土を削ったり穴を掘ったりする必要がなく、工期の大幅な削減が可能です。
インバートの肩までの水量であれば、下水を流しながらの施工が可能です。施工占有面積は、ライニング施工時でも「3m×20m」と非常にコンパクトで、狭い住宅街や限られた範囲での施工も可能です。