SGICP-M工法

掘らずにマンホールを蘇らせる
独自の技術

既設マンホールの形状に合わせて加工し、熱硬化性樹脂を含浸させたSGICP-Mライニング材をマンホールに挿入、空気圧で拡径させ、温水を循環し硬化させる技術です。

積算資料

・SGICP-M工法 積算資料(2022年4月版)

建設技術審査証明書

・SGICP-M工法 建設技術審査証明書(有効期限2026年3月31日)

特徴

高い信頼の強度・耐久性・耐薬品性

耐薬品性は、下水道強化プラスチック複合管の規格に適合しています。
高い耐久性は、短期曲げ弾性率:2450MPa、長期曲げ弾性率:2000MPaで、50年後の推定値として証明されています。
足掛け金具(SGICPステップ)の耐荷能力は、引き抜き強度4900N/箇所、耐荷重2450N/箇所です。

優れたコストパフォーマンス

必要な箇所のライニング材を厚くする独自のリブ構造によって、強度を確保。マンホール内への侵入水を完全に防ぐことができ、維持管理・補修費が削減できます。また、SGICPマンホール用ライニング材と施工機材は、SGICPおよびSGICP-G工法と共通したものをお使いいただけます。高価で大掛かりな施工機材は必要ありません。
これらの特徴により、優れたコストパフォーマンスを発揮するのです。

スピーディな施工

施工時間は、深さ2mまでなら4時間、2m以上でも8時間以内と、従来の工法に比べて非常にスピーディな施工を実現。工期の短縮や周辺環境への騒音問題を最小限に抑えることができます。また、CIPP(現場硬化)の非開削工法のため、新たに土を削ったり穴を掘ったりする必要がなく、工期の大幅な削減が可能です。

特殊な条件下でも施工可能

インバートの肩までの水量であれば、下水を流しながらの施工が可能です。施工占有面積は、ライニング施工時でも「3m×20m」と非常にコンパクトで、狭い住宅街や限られた範囲での施工も可能です。

補修のめやす

円周方向のクラック幅 5mm未満
縦方向へのクラック幅 5mm未満
破損:軽微な破損
腐食:表面が荒れた程度

施工実例

施工材料

SGICPマンホール用ライニング材

ポリエステル不織布は柔軟性に富み、耐酸性、硬化性樹脂の吸収力が抜群。
被膜フィルムでライニング時に樹脂が滲出するのをしっかりガード。
マンホールの上部から底部にかけて変化する外圧に応じ、板厚を自在に変えられます。
リブ状の段差を一定間隔で設けることにより、平らな構造のライニング材に比べて耐外圧性(座屈圧力)を向上させました。
リブ部に「ステップ取付ベース」を埋め込んであるので、ボルト締めだけで足掛け金物(SGICPステップ)の設置が可能。