GROW工法

温水+スチームの併用で効率的に硬化

グロー(GROW)工法は、本管(小・中口径)、取付管に反転あるいは引込みにより挿入したライニング材を温水+スチームで同時にライニング材内へ循環することにより、効率的にライニング材を硬化することができます。

建設技術審査証明書

・GLOW工法 建設技術審査証明書(有効期限2029年3月31日)

特徴

効率的な硬化形態

温水とスチームを併用することにより、熱硬化性樹脂の効率的な硬化を実現しました。

短時間のスピーディ施工

専用の反転機材を使用することにより、ライニング材をスムーズに既設管きょ内へと引き込めます。施工延長の半分は空気圧(エアー)を使用してライニング材を延長させるため、経済性にも優れています。

取付管と本管 一体化更生

ライニング材により、取付管と本管を一体化で更生が可能です。コーティングフィルムとポリエステルフェルト(+熱硬化性樹脂)の二層構造です。

本管施工

反転工法

専用の反転機材により、スムーズかつスピーディーな反転ができます。施工延長の半分はエアーのみを使用し反転しますので経済性に優れています。

温水とスチームを同時にライニング材内へ循環することにより、効率的にライニング材を硬化できます。

形成工法

引込方式

含浸工場で本管形成工法用ライニング材を製作し、施工現場で既設管内にライニング材を引込む方法である。

取付管施工

本管取付け管の施工順序を問わず、現場状況に合う施工方法で行います。ライニング後の本管取付け管一体化部に所定の水密性を持つ工法です。

取付け管施工

取付管と本管の一体化により、浸入水や漏水、または土砂や木の根の侵入を防止。

ビフォーライニング

本管更生前に取付管を更生し、本管更生後に取付部を穿孔。取付管ライニング材の取付部に内蔵したステンレスカラー(Sカラー)により穿孔時に内面を保護。本管硬化時に取付管ツバ部と一体化します。

アフターライニング

本管更生後に取付管接合部を穿孔し、取付管を施工。取付管施工時にツバ部にセットしたSGS止水パッドにより本管と一体化します。

適用範囲・施工性

本管

適用範囲
項 目 反転工法 形成工法
管 種 鉄筋コンクリート管・陶管・綱管・鋳鉄管
形 状 円形
管 径 200~600mm
施工延長 90m 50m
施工性
項 目 反転工法 形成工法
継手部管ズレ段差 20mm
継手部横ズレ 20mm
継手部管隙間 150mm
継手部屈曲角 10°
継手部滞留水 - 50mm
侵入水 本管施工 水圧0.05MPa,流量3L/min
取付管ビフォー 隙間20mm,水圧0.05MPa,流量2L/min
取付管アフター 隙間20mm,水圧0.03MPa,流量1L/min

取付管

適用範囲
項 目 反転工法
管 種 鉄筋コンクリート管・陶管・綱管・鋳鉄管
形 状 円形
管 径 100~200mm
施工延長 10m
施工性
項 目 反転工法
継手部管ズレ段差 15mm
継手部管隙間 150mm
継手部屈曲角 10°
曲がり管 90° 1箇所
浸入水 水圧0.05MPa,流量3L/min